人生ドラマ:アリバイ(1)

いつも熱心にセッションやセミナーを受けている40代女性Aさんより、以下のようなメールが入りました。

先生に巡り合える以前は“自分の悩みが多く八方塞がり”でした。

更に親のこと、親せきのことなどを相談して、この世の仕組みを学ぶうちに、すっかり心も体も軽くなってきていました。

ただ、上に兄が二人いるのですが、年が近い兄に関しては、家族中が彼の不安に巻き込まれるのです。

例えば会社では、無意味に厳しい先輩に嫌味を言われ、人間不信に陥り、「絶対に仕事を辞める」と実家に帰って来ては都度、家族で話し合う日々が続いていました。

また悪い事は重なるもので、結婚直前に婚約が破談になるなど、いろいろな問題を抱えていました。

家族で話してみても、解決どころか明るい光は見えてこない日々でした。

しかし先生に相談するうちに、「なるほど」と解決策が見つかり、現在に至っては以前の“得体の知れない不安”は全くなくなっていました。

ところが、事件は忘れた頃にやってきました。

以下、Aさんより。

『白河先生、

先日、私の兄から「上の階の家に泥棒が入った!」と連絡がありました。

泥棒が入ったと推定される時間に兄は、「普通預金のお金がまとまった額になったので銀行に定期預金をしに行っていた」そうです。

銀行から帰宅すると、たくさんの警察が自宅マンションの階段付近にいて、「なんだろう」と様子を伺うと刑事ドラマのような現場検証??

そこで「何事ですか?」と尋ね、3階の一室に空き巣被害が発生したと教えられました。

物騒だなあと思いながら自宅に戻り、5分ほど経ったでしょうか、警察がやってきました。

つづく

おすすめの記事