日本の不思議(1)

私は勉強会の他、法人セミナーなどを開催しています。その中にステップアップセミナーという特別なセミナーがあります。 より深く学んでいただく為のセミナーなのですが、その中で「日本の不思議」というテーマの回がありました。

「日本には神社仏閣が沢山あるけれど中にはキツネさんに商売繁盛するように、或いはヘビ(巳さん)にお金が貯まりますように、と手を合わせお願いする人がいますね。」というお話をしますと「うんうん」と皆さん頷きます。

「お稲荷さんに出世や商売繁盛のお祈りをしているつもりですが、実はお稲荷さんのご祭神は宇迦之御魂神(別名:豊受気比売神)・・・つまり穀物の神様なのです。」と話すとみなさんビックリ。

キツネは神様の眷属とは知っていたけれど、お稲荷さんの神様はキツネだと思い込んでいたとのこと。きっとキツネが神様だと思っていて、一生懸命お願い事をしている人が多いことでしょう。

日本には日本の風習慣習があり、歴史や文化を理解して初めて、悩みや迷いを紐解くことができます。

一生懸命それら私が説明した事をノートに書き留めている女性の後ろに、子ギツネが赤ちゃんのように背負われているのがみえました。

「○○さん。稲荷神社に手を合わせてきたの?赤ちゃん狐も今日は一緒だけど??」

つづく

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