先祖からのお知らせ(1)

Aさんからの、こんなご相談がありました。

夫の実家は秋田です。

夫の父は若い時に実家を出て関東で仕事を得、そのまま結婚しました。

今は夫もその父も長兄も皆、関東に住んでいますが、秋田へは遠いのでなかなか帰れません。

私の夫は次男です。

先日、夫の兄が入院したと連絡がありました。歩くのもままならないとのことです。

電話口で兄嫁(義姉)が、「お墓参りをしていないからかしら・・」と神妙な声で呟きました。

4~5年前だったと思います。

白河先生はもうお忘れかも知れませんが、電話セッション中に、急にこう言われました。

「あなたのご主人の実家のお墓が大変なことになっているようだから、時間が取れたらお墓参りに行ってみてください。」

私と夫は直ぐ次の休みに秋田のお墓に向かいました。

行ってみて驚きました。本当に荒れ果てていました。

申し訳なさで胸が痛くなり思わず手を合わせ、今まで来られなかったことを詫びました。

早速夫と掃除をしてお墓を磨いて草を抜き、きれいなお花を添えてお線香を焚き、現在の家族の状況を報告しながら手を合わせてきました。

帰りの気持ちが晴れやかで、それ以来、時間が取れると夫婦で秋田へ帰り、お墓参りをすることにしています。

その年の夏に・・兄夫婦との会話の中で、お墓参りの話が出たことがあります。

確か義姉はその時に、こう言っていました。

「私たちは大丈夫よ。お墓参りにわざわざ行かなくても・・。信じる神様がいるし守られているから。」

義姉はそんな会話があったことを覚えていたのでしょう。

先日の、夫の兄が入院した際、病状の話をしながらボソッと

「私たち、あれ以来一度もお墓参りをしていないのよね。あなた達に何の問題もなく順調なのはお墓参りをしているからかしら」と言うのです。

それでAさんは義姉から「自分もお墓に行くべきか。そしたら夫の病気は治るのか、と白河先生に聞いて欲しい」と頼まれ、私に相談したのでした。

つづく

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