無の時のサイン(1)

私がこの能力に気がついてから30年ほどの間に、何万人もの方とお話をしてきています。

「なるほど~」と感じることや、亡くなった人といわゆるこの世に残った人との会話を通して知る「あの世とこの世の仕組み」など、新たに知ることが沢山あります。

その中でも今回は、どこにでもだれにでも有りそうな、母親(A子さん)の息子に対するちょっとした感情の違いから起きたお話を紹介します。

さて私は、瞑想という時間を特別に取っていない時でも、一日の中で何回も「無」になれる瞬間があります。

その日もそうでした。

「無」になった瞬間に、パッパッと数回、A子さんの顔が浮かびます。

「無」になった時にはいろいろな方のお顔が脳裏に飛び込んできます。

ふと飛び込んではくるけれど、瞬間の閃きの為、現実のことに気を取られていたり、緊急性を感じないときはそのまま様子をみます。

仕事中や他の事で気を取られている時は無理なのですが、その日は「無の状態」になると、A子さんの顔がまた浮かんできました。

今度は更に強くはっきりと。

(これは、きっとA子さんに何かが起きているに違いない)

さて、どうするかと考えましたが、スタッフに連絡をとってもらいました。

電話に出たA子さんの声は明るくて、正直安心しました。

白 河「A子さん、あなたのお顔が何回か浮かびましたけれど、何かありましたか?」

A子さん「えっ?私、先生に何か送ってしまいましたでしょうか??今のところ特に問題はないのですが・・」

白 河「そうですか?それなら良かったです。ところでお子さん達も元気に過ごしていますか?」

A子さん「あ、そのことを心配してくださっているのですね?申し訳ありません。無意識に思っていたことでしたが、分かってしまうのですね・・・」

つづく

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