今回ご紹介したいのは男性50代後半のAさんのこと。
片付けで運が変わったと実感し、日々実行してくれています。
彼は両親が残してくれた立派な自宅を引継ぎ、子孫にも繋いでいきたいと思っています。
以前白河勉強会で彼が自分の体験を話しながら質問をしてくれたので、覚えている方もいらっしゃると思います。
彼の父親はすでに他界され、現在は要介護の母親との暮らし。元気だった母親も体調をくずし、家を片づける人がいなくなりました。
世帯主が父親から、自分に代わっていく中で気づいた現実。自分だけのことを考えていればよかった気ままな生活が、父親の病気で一変します。
治療費や生活費。自宅の管理維持。母親を喜ばせる為叔母たちも連れて旅行など孝行もします。悠々自適の生活がおくれるはずだったのに、蓄えもどんどん減っていきはじめました。
ふと気づくと、家の中は物で溢れていたそうです。
約束されていたはずの豊かな人生は、気が付くと軌道が変わり、景色も変わり始めていました。
「これでは、いけない!!資金を増やすぞ!!」と猛勉強して投資の為のセミナーなどに参加し、実践しました。必ず儲かると信じてやってきた投資話や、ここだけの儲け話に、胸は高鳴りました。
ところが良い結果がでません。
『身の回りを、片付けなければ良い結果を導き出せない!!』
万策尽きてのことでしょう。自分の家を片づけ始めました。
あれから数年、今では土地や建物に感謝の言葉を述べながら、トイレや家の隅々の拭き掃除まで出来るようになったそうです。
家が、片づける場所や、大切に関わる場所をメッセージで送ってきます。遠隔でAさんの“家との対話”を繰り返しました。
(*座敷童ではありません。家の意識との対話です。家はそこの住人の土地や家屋に対する不満を知っていますので、感謝していない人は追い出しにかかります。)
それまでAさんはしょっちゅう、家の中でも外出先でも、物を失くしたり、探しもので時間を無駄にしていました。
今では整理整頓が行き届き、探し物にも時間がかかりません。
それとともに、仕事が彼に舞い込んで来始めました。
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ある日のセッションにて、相談が一段落したところで
「Aさん。あなたの体験談に心から感謝している方がいましたよ。」
その時の話をこのように伝えてみました。
つづく