恩人の会社を守る存在(1)

ある時、会社経営のSさんがご相談に来て経営について話をしていたところ、後ろに体格のいい男性がスッと現れました。

その男性は既に亡くなっているのですが、ニコニコしてSさんを見守っている様子です。

Sさんに聞いてみました。

白河「体格は骨がガッチリしているタイプで、笑顔で先代の社長(現在会長)のことを親父さん(おやっさん)と呼んでいる方が「自分はおやっさんにはすっかりお世話になったんです。」と言っています。心当たりはありますか??」

Sさん「体格が良くて会長のことを「おやっさん」と呼んでいて既に亡くなっている人ですか?いいえ、全く思い当る人がありません。全くいませんねえ・・だれでしょうか?」

白河「体格の良い男性は、会社の門の所に仁王立ちして門と門を両腕で抱えて、『ここを守るんです!!』と言っています。更に『ここの会社には自分もそして、自分の子供もお世話になりましたから。』と力を込めて言っていますよ。」

Sさん「子供?あっ!!分りました~。それはYさんです!!Yさんの息子さんは今もうちの会社で働いてくれています。親子二代で。そうです、彼は数年前に身体を悪くして亡くなったのです。ああ、あんなにお世話になった人のことを、心当たりがないだなんて。Yさん、すみません・・。ああYさん、嬉しいなあ、懐かしいなあ。Yさんは、この会社の為に随分頑張ってくれた人でした。そうそう、体も大きい人でした。それにしてもYさんは何故、門と門の間に立ち、そして門を両手で抱きかかえているのでしょうか?」

白河「そうですよね。幅もそうですが、門の高さも、生きている人間の身体では両手では抱えきれませんね。この映像にはメッセージが組み込まれています。」

質問してみました。『何をされているのですか?』

つづく

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