あ、向こうで何かワーワーって声がきこえるからさ、行ってみる。
あ、そうそうパパにも言ってね。
お顔洗ったり、歯みがきしたりするときに、あーあ、だめだよね。
もう少しちゃんと洗面所の所は、お水をこぼさないようにとか、バシャって飛ばしたらタオルでふこうねって。
ボール?うん・・キャッチボールは、また次に生まれた時のおたのしみにしてて、ね。
おにいちゃんも、笑ってわらって。また、いつか必ず会えるよ。
あはは、お顔におひげをつけて遊んだ時さぁあ、すごく楽しかったよね。(クククッと手をお口にあてて、笑っています。)
こちらの先生はね、白くて、なが~い洋服をきているよ、白いの。おじちゃん先生だよ。
ママが、「白くて長い服?」と小さく呟くと
「えーっと、ドバイの男の人達が着ているようなのだよ。」と直ぐに答えてきます。
するとママ「あー、はい。分かります。」
メッセージは途切れることなく続きます。
ぼくは一人ぼっちじゃないし、さみしくないから、心配しないでね。
そうそう花火、楽しみにしているよ。ちゃんとバケツに水を用意すれば大丈夫だから。
おじいちゃんと、おばあちゃん・・おばあたん・・おばば?(色々な呼び方をしているようです。)
あのね、おげんきにしていますよ~!!
いつも何回も「ごめんね、許してね」って言っているね。なんで???
いいんだよ、だってさ、プロペラのこと調べたかったんだからさーぁ。
「ごめんなさい・・」は悪い事をした人が言うんだよ。
おばばは、何も悪い事していないでしょ??
じゃあね♪♪またね~。
とても明るいメッセージで、日常の延長線のひとコマのようです。
パッと現れて、「ちょっと行って来まーす。」という様子で映像から消えました。
亡くなった方達は、家族しか知らない事を言って本人と分からせます。
そしていつも側にいるよと、安心させる為に必死で伝えてきます。
ママはメッセージの内容があまりにもリアルでしたので、とても喜んでくださいました。
そして彼が大好きだったというプロペラの話をして下さいました。
次はA君のメッセージを聞いた後のママとの会話です。
つづく