A君(3歳)からママへのメッセージ(3)

あ、向こうで何かワーワーって声がきこえるからさ、行ってみる。

あ、そうそうパパにも言ってね。

お顔洗ったり、歯みがきしたりするときに、あーあ、だめだよね。

もう少しちゃんと洗面所の所は、お水をこぼさないようにとか、バシャって飛ばしたらタオルでふこうねって。

ボール?うん・・キャッチボールは、また次に生まれた時のおたのしみにしてて、ね。

おにいちゃんも、笑ってわらって。また、いつか必ず会えるよ。

あはは、お顔におひげをつけて遊んだ時さぁあ、すごく楽しかったよね。(クククッと手をお口にあてて、笑っています。)

こちらの先生はね、白くて、なが~い洋服をきているよ、白いの。おじちゃん先生だよ。

ママが、「白くて長い服?」と小さく呟くと

「えーっと、ドバイの男の人達が着ているようなのだよ。」と直ぐに答えてきます。

するとママ「あー、はい。分かります。」

メッセージは途切れることなく続きます。

ぼくは一人ぼっちじゃないし、さみしくないから、心配しないでね。

そうそう花火、楽しみにしているよ。ちゃんとバケツに水を用意すれば大丈夫だから。

おじいちゃんと、おばあちゃん・・おばあたん・・おばば?(色々な呼び方をしているようです。)

あのね、おげんきにしていますよ~!!

いつも何回も「ごめんね、許してね」って言っているね。なんで???

いいんだよ、だってさ、プロペラのこと調べたかったんだからさーぁ。

「ごめんなさい・・」は悪い事をした人が言うんだよ。

おばばは、何も悪い事していないでしょ??

じゃあね♪♪またね~。

とても明るいメッセージで、日常の延長線のひとコマのようです。

パッと現れて、「ちょっと行って来まーす。」という様子で映像から消えました。

亡くなった方達は、家族しか知らない事を言って本人と分からせます。

そしていつも側にいるよと、安心させる為に必死で伝えてきます。

ママはメッセージの内容があまりにもリアルでしたので、とても喜んでくださいました。

そして彼が大好きだったというプロペラの話をして下さいました。

次はA君のメッセージを聞いた後のママとの会話です。

つづく

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