バレンタインデーの涙の訳(1)

音に気が向いて庭を見たら枝垂れ桜の蕾が、少し色づいていました。

ピンポ~ン「お届け物です」

笑顔の宅配のお兄さんから受け取ると、中身は可愛らしい容器に入ったお菓子たちと優しい桜色の封筒。

すぐに、桜色が放つ優しい波動と共に、送り主のTさんのお手紙を読むことにしました。

ワクワク「ああ、このお菓子はあのCMのなのね・・懐かしい。」

立ったまま彼女の手紙を読んでいました。

(日本人は世界一座る時間が長いらしいので、意識して立つ時間を増やしています)

手紙の内容にグイグイ引き込まれながら。

そして次の瞬間、涙を抑えきれずに、気づいたらソファーに座り何回も読み返していました。

今、その時の気持ちをこうして書こうとしても涙で、パソコンの画面が見えなくなります。

この数日、2月6日未明トルコとシリアでおきた地震のニュースが脳裏から離れません。現地での氷点下の中の避難生活や被災者救助のニュースが流れ、救出される人々と日本の大震災を重ね合わせて胸を痛めていたところでした。

2011年3月11日の東日本大震災時、自宅にいた私は、帰宅難民の大変さを知らなかったのです。

今回、Tさんに頂いたお手紙で、当日彼女が帰宅難民となり5時間食わず飲まずで歩いたということを初めて知りました。今まで何回もお会いしていたというのに。

Tさんの体験は、改めて教訓となります。

どこに出かけるにも歩きやすい靴で。

そして、すぐ近くだからと思っても水とキャンデーは必ずバッグに入れておきましょう。

つい先日も、関西では大雪で電車内に10時間も!!閉じ込められた方々がいましたね。

車内では倒れた方や気分が悪い方に、心ある人達が「どなたかお水を分けていただけませんか!!」と周囲に声掛けし、あちこちの乗客から水が提供されたという報道がありました。

世の中には優しい方達がいらっしゃることに感動しました。

手紙の送り主Tさんも、東日本大震災当日、お菓子の会社「千鳥饅頭のチロリアン」さんに助けてもらったのだそうです。

では“Tさんの了解を得て”お手紙を皆さんと共有させていただきます。

つづく

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