ある年の勉強会でのことです。
対面で勉強会をしていたこの時は、久しぶりに質疑応答(公開セッション)の時間が取れ、どんな質問そして回答かと、皆様からワクワク感が漂いました。
会場で、手を上げて質問するのは、なかなか勇気のいる事と思いますが、その方の質問には必ず、会場にも自分と同じ状況の方や、或いは「知りたかった答えでした。」と言う方がいらっしゃいます。
この時は5人の方々から質問がありましたが、その中から印象的だった内容をご紹介したいと思います。
一番前に座っていた男性、Aさんからの質問です。
Aさん「この3週間の間に私を含め3人の身内が1週間おきに救急車で病院に運ばれました。まず、私が、耐え難い腹痛で救急車を要請しました。原因がわかり治療して頂き「やれやれ」とホッとしていたところに今度は母がめまいを訴え、どうにも耐えられないという事でまた救急車で病院に運ばれました。
こちらも大したことがなくホッと胸をなで下ろし、「いやあ、こんなに立て続けに救急車騒ぎとは。」と思っていたら、何と今度は、別の所に住む私の弟が腹膜炎でまた救急車で運ばれました。
3週間の間に毎週、私を含め身内が3人も救急車で運ばれるとは、いったい何を意味しているのでしょうか?」
真剣に話すAさんの話を聞きながら、
私には彼の頭の上辺りから彼を見守る存在の声が、こう聞こえてきていました。
その主は、「だってな・・・この者がな・・・」とぶつぶつ。
Aさんの質問の内容を聞く一方で私は、このぶつぶつという独り言のような話も同時に聞いています。
その声の主が言っていることを私はそのままAさんに伝えました。
つづく