
九州にお住まいのSさんのお話です。
Sさんには目の中に入れても痛くない子供さんが3人。
その中でもひときわ才能豊かな息子さんがいました。
幼い頃より、その優秀ぶりと端正な顔立ちは誰の目にも留まり、地元でも有名でした。
その息子さんが、ある日の前日より体調をくずし、家で静養していました。
お母さんのSさんは、熱が下がったのを確認すると、その日の予定のスケジュールをこなす為に外出していました。
途中で様子確認の連絡を入れたら、「熱さましの薬を飲んでひと眠りしてくる」と言って休んだそうです。
さて、家族の好きな物でも買って帰ろうと、目的のお店へ向かおうとした時に夫から電話が入りました。
「おい、大変だ。ヒロノリが、ヒロが息をしていない気がする。救急車を今呼んだところだ。」
「え?はい?あなた何を言っているの?ヒロノリが?息がどうしたって??」
夕方になって、「そろそろ起きてもいいのになぁ」と息子さんの様子を見に行った夫からの慌てた電話でした。
Sさんは、そこから先のことはあまり覚えていないそうです。
病院に向かい慌ただしく時が過ぎ、我に返ったのは「息子さんを「司法解剖」します。」という説明を受け入れなければならない時でした。
それから先も、何が起きたのか、何故こんなことがあの子の身に・・今からでも代われるものなら代わりたい・・・。
司法解剖の結果、死亡原因は「原因不明の自然死」でした。
お母さんのSさんは、
「原因が不明だなんて、あの子に何があったのでしょうか?あの子は私達に何かを言いたいのでは?あの子に聞いてください。苦しんでいないか、私達にして欲しいことがあるのでは??」
と聞いていらっしゃいました。
つづく