
亡くなったおばあちゃんと話したい・・30代 HIDEさん(仮名)
「91歳で亡くなったおばあちゃんは、ちゃんとあの世に行けたでしょうか?
母方の祖母が去年、亡くなりました。とても可愛がってもらったのでおばあちゃんのことをよく思い出します。ちゃんと天国にいけてますか?そして今は、どうしていますか?幸せでしょうか?」
早速お名前と亡くなった日、HIDEさんのお母さんの名前を頭の中で唱えます。
唱えようと思ったと同時に、おばあちゃんが脳裏に現れニコニコしています。
おばあちゃんの立ち姿、特徴ある話し方と口癖などを身振り手振りで伝えます。
手を後ろに組んで、姿勢はやや前かがみ。喋る時は口を尖らせたような感じです。
おばあちゃんがいきなり、話しかけてきます。
「ヒデちゃん、ヒデ君、ヒデ坊、そうかそうか、来てくれたのかい」
彼が小さかった頃、おばあちゃんはいろいろ、呼び方を変えていたようです。
足を止め背筋を伸ばして、孫のHIDEさんに話しかけました。
「ヒデちゃん、ヒデくん、ヒデ坊。お腹は空いていないかい?あんたはおにぎりが好きで、それも大きなおにぎりが好きで、よく作ってやったねえ」
HIDEさん、それを聞きながら暫くの沈黙の後
「あはは、格好、話しぶり、おにぎりのこと、紛れもなく、ばあちゃんです。すげえ、ばあちゃん!!」
祖母「育ち盛りでおにぎりは、お漬物の菜っ葉で包んだものが好きで、いくつでも食べてくれたもんだったねえ」
HIDE「あーはい。確かに私は海苔よりお漬物のおにぎりが好きでした。ああ、ばあちゃん、元気そうで良かった」
祖母「うん、うん。以前は時々記憶がねえ・・忘れたりして、やっかいだなあ・・なさけなく思ったことあったけど、今は全くそんな事はなくなったんだよ」
白河「おばあちゃんは、こう言ってます。・・・
つづく