庄屋の跡継ぎの今世(1)

20代男性の前世のお話。


Aさん「私、どうも最近「鬱」じゃないかと思っているんですよ。何をしても楽しくないし、友人たちとの会話もちっとも乗れないし。あ、ちゃんとその場では会話に乗ったフリはしていますけど・・・。なんだか何をやってもつまらないんですよ・・・。やっぱりこういうの「鬱」って言うんですよねぇ。」

白河「そうなの?あなたの後ろに、あなたの人生に影響を与えている映像が見えますけれど・・・お話ししても良いですか?」
Aさん「ええっ?何が視えるんすか?教えて下さいっ!うわーなんだろ!」

白河「家でバイクを手入れしているあなたです。とても嬉しそうに幸せそうに」
Aさん「あははっ~。ああびっくりしました。っていうかホッとしました。何が見えんだろうと思って。
あ、はい。俺バイクに関わっている時が一番幸せなんですよ。でも・・もしかして、そんな事に幸せを感じているなんておかしくないか??と。みんなと一緒にいる事より、ひとりでいるのが楽しいなんて・・と最近気になっちゃって。」

白河「大丈夫ですよ。何故なら、最近のあなたの生活に影響を与えているであろう、過去世の人生が見えます・・・」

彼は身を乗り出して聞き入りました。

つづく

おすすめの記事