我が娘と孫へ(1)

母親を中学生の時に亡くしたIさんへ、お母さんからのメッセージ

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Iちゃんへ

私の大切な大切な大切な大切なあなたは、私にプレゼントを沢山くれました。

人を愛しみ育てるという幸せや、それと共に私も人間として少しは成長できたことでしょう。

そして私はあなたに、謝らなければいけません。

私はあなたの可愛いAちゃんを抱いてあげることも、一緒に育てることもできません。

あなたは私の宝物。

その宝物のこども、Aちゃんは私の宝物でもあります。

あなたもAちゃんと同じで、のんびり屋さんだったのよ。

覚えているかしら、ママはあなたの事は、感情的に怒ることはなかったわよ。

聞き分けのないふりをするあなたに、よくこう言っていたの。

『ママね、そろそろ怒るけどいいの?いいの?怒るわよ。』って・・。

それから覚えてるかしら。

ママと競争ねって、何でも一緒にやったわよね。

特にカレーライスを作る時のあなたは張り切ってた。

サラダも作るのだけど、ママがお野菜を用意している間にあなたに「先に宿題をやっちゃいなさいね。」と言うと「うん」って。

そして、「宿題終わったよ。サラダ、後は私に任せてね、ママ」ってあなたは腕まくりしてた。

ゆで卵の輪切りを乗っけるだけだったんだけどね。(笑)

つづく

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