赤ちゃんの不思議(テレパシー)(1)

風が心地良いある日、Aさんに息子さんが購入したばかりという家に案内されました。

Aさんの息子さんに抱っこされて、まだ生後7か月のマキちゃんと、ママ、そしておじいちゃまも、賑やかに玄関のお外までお出迎えして頂きました。

生まれて間もないマキちゃんとは、その日、初めて会うのでとても楽しみでした。

大人同士のご挨拶が終わって

「こんにちは、やっと会えましたね~。うれしいです。」とマキちゃんに声を掛けました。

マキちゃんは先ほどから、ずっと見つめてくれています。

私のことを頭から足もとまで、ゆっくりスキャンするように眺めると次の瞬間、「うん!!納得したよ!!」と合図を送ってきました。

ママ「すみません。もうすでに人見知りが始まっていて。ご機嫌があまり良くなくて・・。」

ママはそう言うけれど、マキちゃんとはもうコンタクトが取れています。

白河「マキちゃん。生まれてきてくれたのね~。楽しみに待っていたのよ~。会えてとってもとっても、うれしいで~す。さあ、いらっしゃい、抱っこネ~。」

目を覗きこんでマキちゃんに手を伸ばしました。

するとマキちゃん、まるで飛びこむように思いっきり自分のおてて(手)を伸ばしてきました。

その様子を見ていたパパママはビックリ!!顔を見合わせ

「今の今までグズッていたんですよ・・・。この子は初めての方には絶対行かないのですけど、ビックリ!!こんなこと初めてです。」

マキちゃんは、そんな大人の会話は全く気にせずに

「早く行こう!!見せたい物があるの・・。」と私にテレパシーで伝えてきます。

つづく

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