
はじめて相談にいらした、笑顔がチャーミングなAさん。
子育ても一段落、子ども達が次々自立して喜んでいるところです。
やっと自分の時間も楽しめると思っていたのですが、最近ふと人間関係がうまくいっていないような・・なんだかそんな気がしてきたそうです。
「人間関係ですか??」
お話を順番に聞いていくと、一番気になるのが仕事仲間に言われた一言。
ずっと引っかかっていて心の中がざわついているそうです。
その内容は以下のとおりです。
Aさん「私は仕事をしているのですが、同じ職場にBさんがいます。私の机の横で仕事をしています。このBさんなのですが、最近少しずつ私にいろいろなことを言ってきます。
Bさんは『実は私、亡くなった人と交信できるの。それであなたの実のお母さんがね、あなたの娘さんの結婚をすごく反対しているよ。絶対結婚させてはいけないって。娘さんにも、ちゃんと伝えた方がいいと思うよ』と、そう言われたのです。私どうしようかしらと思ったのですが、母は本当に孫の結婚に反対と言っているのでしょうか?」
白河「Aさん、あなたのお母さんに聞いてみますね。」
お名前を呼ぶと、亡くなったお母さんはすぐに返事をしてくれました。
Aさんの亡き母「なんてこと?!!人聞きの悪いことを言わないでよ。私がそんなこと言わないことは貴女が一番知っているでしょ?私が可愛い孫の結婚を反対する訳ないでしょう??○○ちゃんはとても幸せって言っているし、お婿さんの彼も○○ちゃんのお話を「うんうん」って優しく聞いてくれるとてもいい子よね。○○ちゃんったら両手をこういう風に合わせて彼のことや結婚について笑顔で嬉しそうに私にも教えてくれるのよ。
この人と結婚して幸せを築いていくのを反対する理由なんて見つからないわ。
だいたい貴女が優柔不断だから、こんな話に心が振り回されるのよ。しっかりしなさい。」
白河「Aさん、お母様は背筋をしゃんと伸ばして、ダイニングテーブルの淵を指先で叩きながら力強く身の潔白を訴えています。そして、話しながら時々、テーブルを端々まで台ふき用の布巾で拭きながら、テーブルの上の物を整えています。この所作は生前のお母様の癖ですよね?」
Aさん「ええ、全くその通りでした。母はとてもしっかりとした人でしたので、自分は潔白だと怒るのはいかにも母らしいですし、テーブルの上も話しながらよく拭いていました(笑)
そして何よりも母は初孫の○○ちゃんをとても可愛がってくれていて、私も母があの世で怒っているなんて、とても信じられませんでした。
そうですか・・、良かったです。実は娘はもう結婚して・・悩んでいました。そうした時に友人に白河さんを紹介して頂いて、母とコンタクトをとれるなら是非、母の気持ちを聞いてみたかったのです。安心しました。心の底から娘の結婚を喜べます。
・・・ところで、母は成仏していますよね?」
白河「成仏ですか?」
つづく