ペットの家出(1)

突然、行方が分からなくなった子猫を捜し続ける飼い主Yさんからのご相談を紹介します。

ペットは、飼っている人達にとっては人間と同じ、いいえ、もしかしたらそれよりも大事な家族と思っておられる方も沢山いらっしゃいます。

子猫の話と思って、ペットを飼われていない方は興味を持たれないかも知れません。

しかし、内容は誰もが抱える不安と孤独、そしていつのまにか誰かのためにという言い訳で精神的に窮地においやられてしまう実例です。

今回のペットの行方不明の謎。

角度を変えてアドバイスしているうちに、子猫の相談と思っていたら実は自分自身の事と分かり愕然とするYさん。

猫との出会いは偶然ではなく、用意されたことであり感謝で一杯になりました。

それは何の気づきだったのでしょうか。

私達は、自分のことはなかなか分からないものですが、こうして他の方のお話を聞かせてもらうと、良く分かります。

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スタッフが最初のメールを受け取ったのは、春の訪れを感じ始めたまだ寒い頃のことでした。

以下、ご本人様からのメールです。

「本当に、ほんとうに悩んでのご相談です。

他の方が聞かれたら、『たかが猫』とお笑いになるかも知れません。けれども、私にとっては最愛の家族なのです。心配で夜も眠れないので、思い切って相談することにしました。

飼っていた子猫が、1週間前の土曜日の午前中に姿を見かけたのを最後に行方不明になりました。まだ、1歳半です。

外は寒いし迷子になってお腹をすかしているのでは?何か危険な目にあっているのでは?と心配で毎日探していますが、見つかりません。

どうしているか…元気にしているのか...せめてそのことだけでも知りたいのです。」

その後、電話でお話をすることになりました。

つづく

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