本当は夫が嫌いだった(1)

人は成長する。

夫は世界一嫌な性格だと思っていた相談者のTさん(夫40代後半と長男次男の4人家族)

よりによって何で私はこの人と結婚したのかしら・・

Tさんは5年くらい前からの相談者です。

Tさん「結婚を決めた頃は、それなりに幸せに暮らしていました・・のつもりでした。初めての子どもを妊娠した時、自分のことしか考えていない夫だけど、赤ちゃんが生まれたら今よりは優しくなって家族を大切にしてくれるだろうと期待していました。

でも、相変わらず自分中心の夫。きっとまだ一人目が小さいからなんだろうと思い頑張っていました。そして二人目が生まれた。そうよ、子どもが二人になれば、さすがに変わるに違いないとまだ信じていました。

しかし、家族として話し合うとか協力し合うとか(特に子育てへの協力)も何もなく、自分だけの時間と趣味を生きている人でした。夫は帰宅すると、テレビをつけて見ているだけ。共稼ぎの私は、息子たちにご飯を急いで食べさせ習い事の送り迎え、宿題のチエックと塾の送り迎えで毎日クタクタです。

抜けられない用事があり、子どもの塾の送迎を夫に頼んだところ「俺の方が大変なんだぞ、お前なんか仕事は遊びみたいなもんじゃないか!!」と声を荒げてきて、延々と小言が始まります。

そんな日が続き、もうこんな人の顔も見たくない、話だって会話にもならないし怒鳴り散らすだけ。

ある日決心しました。

『こんな男とは、一言も口を利かない!!』

そしたら喧嘩がなくなり私のイライラも減ってきました。

私の性格は一度決心すると、納得するまでは変えません。ある日からは夫のご飯を作ることもやめてしまいました。徹したのは子どもの面倒と塾の送り迎えのみ。すると、あの気難しい夫が自分のご飯は自分で作るようになり時には下の息子のご飯の面倒も見てくれるようになりました。」

白河「その間、あなたは何をやっているの?」

Tさん「夫が自分の分や息子達のご飯を作る間は『ゲーム』をしています。子どもの塾の送り迎えのみです。同じ空間にいることさえ、居たたまれない気分の毎日です。白河先生にこうして話している時でさえ、夫のことを考えると気分が落ちてきて最悪な気分になります。夫を理解しようなんてアドバイスされても、鳥肌が立ちます。こんな私はどうしたら、いいのでしょうか。」

つづく

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