食品購入後のスーパーでのこと。
清算が終わり品物を袋詰めする為、空いている台は?と見回しました。
真っ直ぐ進んだ台では20歳前後の男子学生がお財布を台に置いて袋に品物を詰めているところです。新入学の時期だなあ・・背は高く細め学生は最近こちらに来たばかり?という雰囲気が、見るからにわかります。
さすがに学生が置いたお財布の横での袋詰めは嫌なので、隣の台を選びました。
男子学生はお店のかごを定位置に戻すとエスカレーターの方へ。
大丈夫だったかな?忘れていない?
学生さんがいた台に目をやると『ああぁ、やっぱり忘れている!!』
横を通り抜けようとする彼に、とっさに声をかけました。
「ねえ、お財布を忘れていない??」
「え? あっ、どうも」と、ちょこんと頭を下げてお財布を手に取りエレベーターに。
お財布の横には、無表情の人がいました。
良かった、ところで自分は大丈夫かと【携帯・財布・交通系ICカード・鍵】を確認です。
その翌日のことです。
物事に偶然はありません、“学びの為に用意されていた”と分かることがありました。
スタッフから「本日のご予約のお客様よりメール連絡が入っています」と。
内容は、Aさん(会社経営者)からで
「空港からそちらに向かおうとしたのですが、携帯を紛失したようなので、これから諸々の手配の為に今日はキャンセルさせて下さい」とのことです。
携帯にはありとあらゆる情報が入っています。他人事とは思えません。
映画『スマホを落としただけなのに』(2018年に公開)が、ふと頭をよぎります。
観たのは5年前でしたが、携帯は外出先でも1秒たりとも手元から離してはいけないと、今でもそれは守っています。
電車内で携帯を見ながら眠ってしまった人を見たりすると落とすのではないかと心配です。
Aさんが、携帯が手元にないと気づいてから既に30分以上は経過していたでしょうが、連絡を受けた時点で、もしかしたら見つかるかも、と霊視してみます。
見えてきました。
紺色のようなダウンジャケットの上に“ポン”と置かれているのが見えます。
そのダウンジャケットは車か電車のシートの上に置かれている感じ。
しかし、Aさん本人の意識(記憶)を通して見ているわけではないので、それ以上は見えません。
当日のAさんとの連絡はパソコンメールで、となりました。
つづく