猛暑のある日、初めてオフィスにいらしたA子さん。
とても若々しくチャーミングなのに「心の荷物が重い」と聞こえます。
ご挨拶は笑顔ですが、波動はその感情が外へと押し出されず丸くハートチャクラあたりでグルグル回り続けています。
A子さん:「今日は、ふたつ聞きたいことが有って参りました。
1、既に亡くなった“実父” と 2、数年前に亡くなった人とのことについて」
早速、お名前と生年月日、そして他界された日を聞きます。
A子さんが言われたことは、
「私、父に謝りたいのです。若い頃、好き勝手なことをして父を悲しませてしまいまして。謝りたいのです。
実は・・父を亡くして暫くした頃でした。友人とお茶をしていたときでした。何かのきっかけから友人が『自分は亡くなった人と話が出来るの』と言ったのです。
それなら、と軽い気持ちで「私の父は成仏して天国にいるかしら?」と聞いてみました。
すると友人は『あなたのお父さんは、成仏していない。天国に行けていないよ』と言ったのです。
それを聞いてからというもの、今日までずっと後悔し通しです。
20年の間ずっと亡き父に謝り続けてきました。その間、一度も胸は晴れることはありません。父に謝りたいのです」
胸のあたりを抑えて、涙ぐむAさんの話を聞きます。
その話を、ニコニコ聞いている人が私達の間に現れました。
Aさんのお父さんです。
(自分の事を話していること)を聞いて傍に来てくれました。
お父さんが彼女に語りかけてくる言葉にも、神経を集中します。
後悔と詫びの言葉を話す彼女にお父さんが、語りかけました。
つづく