お盆が近づいてきました。
ご相談者の中には、明るく笑いながら次の様な質問される人もいます。
「今年父が他界しました。今、父はあの世で何をしているのか教えて下さい。父はどこかで迷ったりしていませんか?」
直ぐに、亡くなった本人と分かるように、家族だけしか知らない日常を伝えてきます。
ご相談者が間違いなく、亡くなった本人だと分かった後に、あちらでやっている事を、残した家族に見せてくれます。
以下は、つい先日のご相談者の女性とのやり取りです。
「父が1年前に亡くなりましたが、10年前に亡くなった母と再会できたでしょうか??」
お二人の生前の名前とお母さんの旧姓を確認後、呼びかけます。
「お嬢さんの○○さんが質問しています。」
直ぐに、亡くなって10年というお母さんが答えてくれました。
お母さんは、まるで生きていらした頃と変わらぬ様子で、食事のテーブルの前に座っています。
「お父さんはね、ひとりで釣りに行っているのよ。『先に食べてて』と言って出かけたよ。」
ひとりで釣りに・・なんと現実的!!
そう思って、ご相談者の方に聞いてみました。
「お父さんは、釣りをされるのですか?」
「はい。父は暇さえあれば釣りに行っていました。それもひとりで。亡くなっても趣味とか同じなのですね?」
「そうです。亡くなってから暫くは、こちらに居た時と同じ生活が続きます。なのでこちらから語りかけて答えてくれる時に、特徴を必ず伝えてきて本人と分からせます。癖や趣味、好きな食べ物、持っていた小物、例えば時計や服の好みも分かるように伝えてきます。」
先日も、ある経営者の方と話をしていました。
彼は、つい最近母親が亡くなり、大きな家に一人で暮らしています。
経営についてのご相談が終わり少し沈黙・・。
そしてこう聞いてきました。
「母はあの世で何をしていますか?」
つづく