「先生!!びっくりしました。松の木は、思っていたより太い針金でがんじがらめに縛ってありました。『ごめんね、ごめんね、さぞや苦しかったろうね。』そう言いながらほどいて庭の一番良い所に植えました。庭に移った松の木は素晴らしい鮮やかな緑の色になり、息子が回復するのだと確信できました。ところが、しばらくすると足元から少しずつ茶色になってきたので心配です。」
「大丈夫、松の木が『木にも意識があることを分かってくれたね、ありがとう』とお礼にご長男の病気を引き受けてくれています。松の木は枯れるでしょうが、『ありがとうございました』と引き抜いて、『良い所に生まれ変わって来てね』と処分して下さい。」
「はい。先生!!それから先生に聞かれていたのですが、『玄関の近くに大きな石は無い?』という質問。それも最初はピンとこなかったのですが、確かに玄関に通じる庭にありました。言われて初めて、ああ、と大きな臼があったことを思い出しました。『それもどかすように』ということでしたので、横の方に動かしたところ、玄関前がとても広く通りやすくなりました。毎日、目にしているはずの私達が気付きもしないのに、驚きました。ありがとうございます。」
私達は、この地球で木を切ったり、川や海や空気を汚したりと勝手気ままに生きてしまっていますが、木や植物はもちろんのこと、動物や鉱物にも意識があります。
私達人間は、この世のすべての存在や人に嫌な思いをさせず、この星(地球)の恩恵にあずかり生かされている。そして、自分の人生の感謝できるところをちゃんと知っていれば、大丈夫なのです。
何か、霊の仕業とか、障りがあれば簡単かも知れません。
昔、テレビでみた事のある、お祓いとか成仏していないという先祖供養で一件落着というお話。そういったことだと、分かりやすいのかもしれません。
しかし、私(白河)に会いお話をされたことのある方はご存じと思いますが、そのような仰々しいことが必要と思えた事は一度もありません。また、その様な物は何も感じられません。
私が映像や声で教えてもらえるのはその人の、今世の目的です。
最初の電話相談の内容に話を戻しましょう。
長男Aさんの過去世が見えてきました。
彼は机に向かい、何か実験をしている様です。試験管のようなものを目の高さに持ち、左右に小刻みに振っています。結果は細かく書き記していきます。
「細胞の実験のようです。なかなかうまく行きません。焦っています・・」
どうやら彼の実験は満足のいく結果を出せないまま、その時の人生を終えてしまったようです。 今世は、『自分が自身の身体を使って実験?をしてみたい』と、生まれてきたと聞えました。
そこで、電話の向こうにいるAさんのお母さんに、質問をしてみました。
つづく