今回は、気持ちがすれ違い喧嘩したまま父親が他界。それでも気にもとめていなかった男性がふとしたことからメッセージを受け取り父親との交流がはじまるお話。
不思議な世界と言っていた、息子の心の変化が手に取るように分かります。
手腕経営者Мさん。60代男性。
М氏「父が他界したんですが、母も寄る年波には勝てず体調を崩し入院。仕事の合間にも声掛けをしたりしながら寂しくないように、と支えてきましたがその母も数年前に他界しました。」
その話を聞いていたときメッセージが送られてきました。
白河「お母様からメッセージが届いています。聞かれますか?」
М氏「え~!!おふくろからですか?全く信じられません。あるんですかねぇ・・そんな世界が。
おふくろが僕に何かを伝えたいと言っているのなら、じゃあ、お願いします。」
それでは、とお母様からのメッセージを伝え始めると
М氏「おふくろがねえ・・。はあ・・確かに。」
相槌を打っていたのにいつの間にか無言に。
その訳は、彼しか知らないはずのお母様の好きな食べ物のこと。また最近のМさんの様子が語られていたからです。
М氏「いや~、あれですね。まるで誰かが隠れて私のことを見ているのかと思いました。隠しカメラとか?(笑)不思議な世界があるもんですね。しかも、まるでこちらで生活していた時と変わらないみたいですね。」
白河「そうですよ。“あちらの世界”にしっかり慣れるまでは“こちらでの生活”とそっくりな状況のなかで過ごしますから。」
М氏「そうなんですか!!それなら、親父は。もうずいぶん前に亡くなったのですが今どうしているのでしょうか??母親とはあえましたか?親父とは中学の頃から一言も喋っていませんでした。目も合わせたくもありませんでしたからね。
親父はそんな私のことをどんな風に思っているんでしょうか?」
そのやり取りの最中、今度はお父様がメッセージを送ってきました。
あの世があることを受け入れ、そして自分のことを気にかけてくれた息子への素直な思いです。
つづく