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引きこもり気味の息子を持つDさん
「楽しくて、久しぶりにこんなに笑いました」と伊勢神宮参りのことを話してくれたDさん。
「家に帰った途端現実に引き戻されました。ああ、と溜息がでます。私には奇跡は起こらないのでしょうか?」
話を聞くと、息子は30歳を過ぎて、大手の会社勤めを辞めてしまい、この数年ひきこもり状態です。
以前は、父親の会社を手伝うと言って来ていたのですが叔父(父親の弟)との相性が悪く、何かを言われてから全く寄り付かなくなっていました。
それが、私が伊勢神宮参拝ツアーで1日留守にした時に息子が出て来てくれたそうなのです。
そうしたら、夫と叔父(夫の弟)が息子に対して、何かをきつく言ったそうなんです。
息子は、もう帰ると言いその日からまた来なくなりました。
Dさん「先生、奇跡は起こらないのですね。息子はいつになったら、しっかりと働くようになるのでしょうか。また親が心配しなくてもよい日がくるのでしょうか・・。」
白 河「奇跡は起きていますよ。今まで来なかった息子さんが、お母さんの留守に少しでも役に立てればと会社に来ているではありませんか!!
それなのに、父親と叔父さんに頭ごなしにきつく言われたらそこには居られないでしょう。
なぜ、「おお、これ頼むよ。分からないことがあったら聞くなりしてくれ。」と信頼してあげられなかったのでしょうか。
息子さんが、突然来て「なんでもやります。何を言われても、どんな辛い事でも我慢して頑張ります!!」なんて期待していたの??
まずは、
・彼が会社に来てみようと行動したことを、彼の素晴らしい変化だと捉える事が大事。
来たら過剰な期待をして、ふたりで叱り、彼のことを潰してしまっている。その結果彼はまた来れなくなっている。
・若い子から、年配者は学ぶことが多い事を知る。
携帯やパソコンについて彼が何かを言うと、父親も叔父も「分からん」と聞く耳を持たないのに、息子には「はい、わかりました」と言うことを利かせようとしている。理不尽である。技術や知恵は伝えていくものと心得ること。
息子さんに変化は、起きてきている。
その変化を、見落とさずに少しずつ出社できる時間を延ばしていくだけ。
彼は必ず、父親の仕事を継ぐ。
但し、父親と叔父さんが彼を頭ごなしに叱らないこと。
そして、お母さんであるあなたが“夫に息子に対する対応”を上手く伝えていくこと。
もう、奇跡は起こり始めています。
一緒に対応の仕方を学んでいきましょう。
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伊勢神宮参拝ツアー当日から、現在も続々と奇跡の報告が来ています。
また次の機会に、皆様にご紹介いたしますね。
おわり