過去世は親子、今世は・・(1)

今回は、他者の過去世が私にどのように視え聞こえるのかを、映像をなでるように説明してみます。
男性には細かくて、じれったいかも知れませんが、お時間のある時に目を通してみて下さい。

見えてきた風景。

長閑な牧草地帯でしょうか。
草が刈られむき出しになった茶色い地面と刈り取り前の青い草が絵画の一枚のように見えます。
刈られた敷地の一角に細長い、鉛筆のようなレンガ造りの塔が建っています。その特徴は入り口に続く階段と明かり取りの為の小さな窓そして円錐状の屋根。見慣れない日本人にとっては、何の為の塔か分かりません。

この塔の映像は、相談者Aさんが深い悲しみの話をしている時に、ドラマの1コマのように見えてきたものです。

捉えた映像は、10代後半で金色の髪の毛に、綿で出来た足元までのワンピースを着ている女性。

部屋の中には木製のベッドがひとつ。
足元は冷えを防ぐためでしょう藁が敷かれ、その上には木綿で織った敷物があります。

この女性のことをAさんの過去世だと伝える存在がいます。

金髪のAさんが横にいる女性に話しかけています。
「ねえ、お父様はどうしてまだ来て下さらないのかしら??どう思う?」
明かり取りから差し込む光の方を見上げながら両手を広げ、側にいる女性に感情をぶつけてイライラしている様子。

「お父様は、必ず助けに来て下さるのよね。ここで待てば来て下さると、そういう約束なのよ。それなのに何の連絡もないなんて・・いったいいつまで待てばいいの??」

“お父様”というキーワードが出たので、お父様と思われる人物に焦点を合わせます。

5~60代の男性が見えます。
先の尖ったフォーク型の道具で干し草を集めては一か所に投げています。
その姿は農民ではなく、どこかの裕福な家の主の様です。汗で薄汚れてしまっていますが、男性の服装はその人の階級を表しています。

何故、農作業を??
ふと疑問に思った瞬間、時間を逆戻りさせて父と娘に何があったのかが視えてきました。

つづく

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